一寸憂鬱な役員決め


PTA本部役員は「保護者代表」なのか?

ある時、学校で少し大きな騒ぎがありました。
年に一度体育館で行われる「音楽祭」で、満員で入りきれずに鑑賞できなかった保護者からのクレームが問題となったのです。

行事の鑑賞については、どうしても様々な意見が出ます。
出番順にその学年の保護者を入れ替え制にすれば、保護者は我が子をちゃんと鑑賞することができます。
ですが、入れ替えに時間がかかってしまい、行事の運営としては調整が難しいのです。
また、入れ替え時にどのような方法を取るかによって並び順に不公平が生じてしまったり、他の学年にもお子さんがいる保護者の方から不満が出たりと、どこまで行っても文句の出ない方法というのが見つかりません。

そこで、「保護者代表」と学校側による話し合いが行われ、ひとつの解決策が決定しました。
その解決策に従った保護者の鑑賞方法がプリントとして配布されたのですが、これに対してまた保護者からは不満が続出したのです。
どんな決定をしても、不満は出るものです。
でも、ここで出た不満は決定された方法に対するものというよりも、「保護者代表」がPTA本部役員であったことに対するものでした。
在校生の保護者ではない「本部役員」に、勝手に代表面していろいろ決められたくないという想いです。