社会に出るということは


既卒男性の非就業率は、7%~8%の間で高止まりしている状況が続いています。
せっかく大学まで卒業させたのに、定職に就かずに親の年金を食いつぶして…という悲痛な声も、親世代の高齢化とともに年々多く聞かれるようになっています。
社会に出て活躍する人と、そうでない人。
一体、何が違うのでしょうか。



必要なのは「適応力」

世の中には、様々な試練があります。
会社に就職すれば、嫌な上司や苦手な同僚、生意気な後輩や理不尽な取引先など、心をざわつかせるものに出会うことも少なくありません。
全てが順風満帆で、何をやってもうまくいく、というわけではないのです。
もちろん逆に、うれしいことや楽しいこと、喜びや達成感を感じることもたくさんあるでしょう。

結論から言ってしまうと、社会に出て活躍できるかどうかは、こうした辛いことを受け流したり乗り越えたりする「適応力」があるかどうかが大きく影響します。
叱られても「次はがんばろう」と素直に受け止めたり、陰口を叩かれても「そう思う人もいるよね」と流したりする力です。
また、ミスをしたり挫折をしたりしたときに、そこから何かを学んですぐ次に進めるように体制を整えられる力です。

「子どもが定職に就かない」と嘆く親は、コンビニや飲食店で働く店員さんや、朝の満員電車に揺られるビジネスマンを、うらやむようなまぶしいような感覚で眺めてしまうのだそうです。
「うちの子もこうやって働いてくれたら…」という思いなのかもしれません。
でも、多くの店員さんやビジネスマンは、決して特殊な能力を持っているわけではないのです。
優れた能力や技術、豊富な知識よりも前に、前記の「適応力」を多かれ少なかれ発揮して社会で活躍しているのです